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ベトナム語で読める日本の税金・保険・行政手続き

2020/04/13

外国人を採用したら 外国語で読める日本の税金・保険・行政手続き 外国人の保険・税金

外国人労働者の数は増加の一途をたどっており、国籍別の割合では中国に次いでベトナム人の労働者が多くなっています。2019年10月時点での前年同期比は+約25%で、人数の増加率はトップです。年々増加するベトナム人労働者ですが、採用を検討している、または雇用する予定の方も多いのではないでしょうか。今回はベトナム出身の労働者やその受け入れ企業の方向けに、ベトナム語で解説された日本の税金や保険の資料をまとめました。

kedomoは外国人に特化した人材紹介会社、特定技能の登録支援機関です。ベトナム人材採用を検討中の企業様は気軽にご相談ください。

1.ベトナム語で読める日本の税金

日本の税金

日本の税金の仕組みや種類、納期限などの説明が書いてあります。(サイト上部のPDFには日本語が併記されています。)地方自治体が徴収する税だけでなく、所得税などの国税もあわせて解説されています。個人で支払う必要のある自動車税や軽自動車税については企業でまとめて支払うものではないため、外国人労働者の方自身に支払い義務があります。税額の軽減や、期限までに支払わない場合の措置についても書かれてるので、一度目を通してもらうといいかもしれません。
ベトナム語による税金の説明(群馬県webサイト)

住民税

東京都豊島区が作成するページで、住民税について詳しく解説されています。住民税は基本的に企業が給与から1ヶ月単位で天引きする特別徴収の形を取っていることや、普通徴収といって本人が納付する場合の納期限などが書かれています。帰国などで日本に住所がなくなった場合でも、1月1日時点で住んでいた自治体に前年度分の税金を支払う必要があるので、その場合は代わりに納める代理人の登録が必要になります。登録は各自治体で行っているので、詳しく知りたい場合は従業員の住所地がある自治体へお問い合わせください。
住民税の案内(豊島区webサイト)

源泉徴収

源泉徴収の仕組みや、年末調整によって次年度の所得税などが清算されるという説明が載っています。日本に住所がある場合とない場合で源泉徴収される額が異なるなど、詳しく解説されています。
日本における給与に係る源泉徴収制度の概要(国税庁webサイト)
コラム:『外国人社員の所得税と年末調整』も併せてご覧ください。

2.ベトナム語で読める日本の保険

労災保険

厚生労働省では外国人労働者のために労災のガイドブックを作成しています。どういった場合に労災にあたるのか質問形式で解説されています。帰国してから請求したいときはどうしたらいいのか、また請求書のフォーマットなどが掲載されています。
外国人労働者向け労災保険給付パンフレット(厚生労働省webサイト)

社会保険

医療保険・年金保険

・厚労省と日本年金機構が作成したパンフレットで、医療保険や年金保険などの社会保険とは何かということが紹介されています。給与から引かれている保険料がどういう性質のものか知りたい方も多いと思います。むずかしい言葉が使われていないので、そもそも社会保険って何?という方に最初に読んでほしいパンフレットです。
Social Insurance for Everyone(みんなのための「社会保険」)(日本年金機構webサイト)

・社会保険が何かはわかったけれど、自分がどうやって納めればいいのかわからないという方には、社会保険制度加入のご案内(日本年金機構PDF)がおすすめです。会社に勤めている場合は、基本的に保険の加入義務は会社にあります。アルバイトやパートでも対象になる可能性があります。また健康保険や厚生年金保険などの制度も説明されています。
Enrollment in Social Insurance System(社会保険制度加入のご案内)(日本年金機構webサイト)

国民年金制度の仕組み

日本年金機構が作成する日本の年金制度を解説した資料があります。日本国内に住所をもたなくなった場合、脱退一時金を請求できる場合があります。自動的に戻ってくるものではないので、請求期限に注意して自分から手続きを行い、請求をする必要があります。

Japanese National Pension System(国民年金制度の仕組み)(日本年金機構webサイト)※年金制度の説明
日本から出国される外国人のみなさまへ(日本年金機構)※脱退一時金の請求方法(委任状付き)

コラム:『外国人社員が受け取れる脱退一時金(国民年金・厚生年金)』も併せてご覧ください。

3.ベトナム語で読める日本の行政手続き

マイナンバー

マイナンバーの概要

内閣府のホームページでは、マイナンバーに関する基本的な情報を多言語で紹介しています。マイナンバーの利用場面や取り扱いについて説明されています。
マイナンバーについて(内閣府webサイト)

マイナンバー制度

総務省が作成するパンフレット「外国人住民の方へ マイナンバー制度について(PDF)」には、マイナンバーカードの送付や使用上の注意がまとめられています。送付までに時間がかかることや、通知カードと個人番号カードの違いなどが写真付きで解説されています。日本語版は下記リンク先からダウンロードできます。
関係資料・広報リーフレット等(総務省webサイト)

出入国・在留資格と住民登録(転出・転入)

出入国在留管理庁が作成する、外国人が日本で暮らす上で必要な情報をまとめたガイドブックがあります。その第1章から第2章にかけて出入国・在留手続きと住民登録について説明されていて、手続きや制度の概要が簡潔にまとめられています。
生活・就労ガイドブック ベトナム語(労務ドットコムwebサイト)
生活・就労ガイドブック 日本語版(労務ドットコムwebサイト) 
コラム:『外国人が日本で働くためのビザ(在留資格)とは』も併せてご覧ください。

裁判

神戸コミュニティセンターのホームページでは、日本の裁判制度や働く上で起こったトラブルへの対処方法などについて解説されています。外国人の方向けに書かれているので、体系的で難しい話はなく、必要な情報がやさしい言葉で簡潔にまとめられています。
リンクは日本語版を表示しているので、ベトナム語で閲覧する際は右上のLanguageをクリックしてベトナム語を選択してください。
日本の裁判(神戸国際コミュニティセンターwebサイト)

4.ベトナム語で読めるその他の手続き

運転免許

出入国在留管理庁が外国人向けに作成するガイドブックに運転免許についても記載があります。第9章に交通ルールや自動車を保有する場合の手続きなどを含め、日本の運転免許の取得について解説されています。
生活・就労ガイドブック ベトナム語版(法務省webサイト) 
コラム:『外国人が日本で運転免許を取得する方法』も併せてご覧ください。

住まい

国土交通省では、日本で部屋を借りたい外国人の方向けにガイドブックを作成しています。部屋探しの際の間取りの見方やLDKなどの用語の解説、不動産店で聞かれること、生活上の注意事項など一連の流れが丁寧に解説されています。
「部屋探しのガイドブック」(日本で部屋探しをする外国人の方へ)(国土交通省webサイト)
コラム:『外国人にとって難しい部屋探し』も併せてご覧ください。

生活・就労

法務省の出入国在留管理庁では、日本で生活し、働いている外国人の方向けにガイドブックを作成しています。外国人が日本で安心して生活し、働くために知っておく必要のある情報や日本のルール、習慣が分かりやすく解説されています。
生活・就労ガイドブック ベトナム語版(法務省webサイト)

学校

日本の教育制度や就学手続きについて、文部科学省で作成するガイドブックにまとめられています。就学手続きは基本的に市区町村の教育委員会で行うので、より詳しい手続き方法については各自治体にお問い合わせください。
外国人児童生徒のための就学ガイドブック(文部科学省webサイト)

出産

日本で出産する外国人の方とその家族向けに、出産や育児についてまとめられたガイドブックがあります。他国では出産のための入院時に必要なものは病院側で準備するところもあり、身一つで病院に行く方もいるそうですが、日本ではタオルや下着など自分で持っていく必要があります。他の国と比べながら、日本での出産・育児の特色を解説しています。
ママとあかちゃんのサポート(多文化医療サービス研究会-RASC(ラスク)-webサイト)

5.外国人採用はkedomoへ

ご覧のように日本で暮らすベトナム出身者向けに、分かりやすいガイドブックなどを制作している行政機関や団体もあります。
日本に来たばかりの外国人が日本の制度を正しく理解するためには、やはり母国語で読むことが最もよい方法ですので、友人や同僚に外国の方がおられましたら、ぜひこちらのページを参考にしてもらってください。
kedomoは、外国人に特化した人材紹介をしており、ご紹介先の企業様がスムーズに外国人の方を受け入れられるよう情報提供に努めています。特定技能「介護」「養殖業」「造船」「製造」「外食」「宿泊」は登録支援機関として人材と企業様のサポートに力を入れております。また、大学で専門知識を身につけ、経験を積んだ『外国人エンジニア』の人材紹介も可能です。外国人採用をご検討の際は、気軽に声をお掛けください。

<参考ページ>
登録支援機関の業務
kedomoの支援の特徴、費用、そして基本的な登録支援機関の役割を説明しています
初めての外国人採用
※外国人採用をする際の流れ・料金・面接方法などを説明しています

この記事の監修者

  • Takahiro Nishimura

    役職:(株)kedomo 代表取締役
    資格等:中小企業診断士、職業紹介責任者、登録支援機関支援責任者
    経験:外国人求職者の就職支援、人手不足でお困りの企業様の採用支援に日々奔走しています。中小企業診断士としての経営支援経験を活かして、事業の成長につながる外国人採用をお手伝いします。滋賀県出身。

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