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外国の運転免許から日本の免許への切替【特定技能自動車運送業対応】

2024/07/12

外国人の日本生活 外国人ドライバー・自動車運送

特定技能「自動車運送業」の分野追加によって、外国人でもトラック、バス、タクシーの運転手として日本で働ける道が開かれました。今後、海外で自動車免許を持つ人材の争奪戦が予想され、kedomoでも運送業者様からの採用予約を受け付けているところです。

今回は、すでに海外で既に自動車運転免許を持っている外国人材を運良く採用できた時に、日本で免許を切替える方法をご説明します。それによって、一から長い時間をかけて自動車教習所に通うことなく、ドライバーの仕事ができるようになります。
なお、制度等は変更される可能性がありますので、実際の切替時には、念のため管轄の官庁等で事前確認されることをおすすめします。

1.申請できる外国人の要件

  • 有効な外国の運転免許証を所持していること
  • 外国で運転免許証取得後、その取得国に通算して3か月以上滞在していたこと(滞在が免許証及びパスポートで確認できること)

2.試験までの流れと試験実施内容

①試験場の予約 
 ※コラム執筆時点では福岡県で2ヶ月待ち。早めの予約がおすすめです
②書類審査
③適性試験(視力検査など)
④知識の確認
⑤実技の確認(原付免許申請の場合は不要)

なお、④知識の確認、⑤実技の確認は、外国の運転免許証の取得国(地域)によって免除があります。免除される国(地域)は下記のとおりです。

知識及び実技の確認免除国(27か国と8地域)

アイスランド、アイルランド、イギリス、イタリア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、ギリシャ、スイス、スウェーデン、スペイン、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、モナコ、ルクセンブルク、台湾、アメリカの一部州(オハイオ州、オレゴン州、コロラド州、バージニア州、ハワイ州、メリーランド州、ワシントン州)

実技の確認免除国(1地域)

アメリカの一部州(インディアナ州)

④知識の確認は、法令で定める道路の交通の方法その他の自動車等の運転について必要な知識に関する質問を行います。質問は、絵図面等(質問文付き)により10問。
④知識の確認は、外国語(20言語)での問題が準備されています。英語、スペイン語、ペルシャ語、韓国語、中国語、ポルトガル語、ロシア語、タイ語、タガログ語、ベトナム語、ウクライナ語、ネパール語、インドネシア語、ミャンマー語、クメール語、モンゴル語、シンハラ語、ウルドゥー語、アラビア語、ヒンディー語
※⑤実技の確認は、試験場の場内コースで、自動車等の運転に関する実技の確認を行います。

3.必要書類等

  • 申請書(試験場に用意されています)
  • 写真(縦3cm×横2.4cm)2枚
  • 本籍(国籍)が記載された住民票1通を提出(コピー不可)
  • 有効な外国の運転免許証
    ※外国の運転免許証に交付日の記載がない場合、または外国の運転免許の更新等により交付日から3か月以上の滞在が確認できない場合は、旧外国の運転免許証又は外国の運転免許証の経歴証明書等の確認資料(要翻訳)が必要です
  • 外国運転免許証の翻訳文(大使館、領事館の領事又は下記法人で翻訳したもの等)
    ※翻訳文を作成することができる法人・・・日本自動車連盟JAF(サービスURL『運転免許証の翻訳文を発行したい方へ』)、ジップラス株式会社(サービスURL『翻訳サービス』)
  • 外国運転免許取得後、当該外国等に通算して3か月以上滞在していたことが確認できるもの(パスポート、法務省発行の出入(帰)国記録等)
  • 通訳人(日本語が話せない方のみ)
  • 眼鏡等 ※適性試験(視力検査)がありますので、必要な方はご準備ください
  • 手数料(下記参照)
  • その他(お持ちの方のみ) 失効した日本の免許証/失効した外国運転免許証/外国の国際運転免許証/失効したパスポート 
    ※印鑑は不要です。

手数料

受験手数料:普通1種2,550円/小特・原付1,500円/大型1種・中型1種・準中型1種4,100円・その他2,600円
交付手数料:2,050円
併記交付手数料(複数申請の場合は1免種につき):200円

4.外国の自動車運転免許切替時の注意点

外国ですでに自動車免許を取得している方のみが申請できる「外国運転免許からの切替え(外面切替)」ですが、国によっては、実技試験がなく申請のみで免許取得が可能なところもあるため、日本でいざ切替えを行おうとした際に、試験で不合格になる外国人の方が多くおられるそうです。また、「知識の確認」も、事前にご自身で日本の交通ルールについて勉強しておかないと試験合格は難しいと言われています。
そういった方たちのために、外国人向けに知識学習や実技練習を行っている教習所があるので、必要と思われたときには利用をおすすめします。なお、外国の自動車免許をお持ちでない方は日本人同様、教習所に通った後、試験を受けることとなります。

5.特定技能外国人の採用はkedomo

kedomoは、特定技能外国人の紹介と登録支援機関としての生活サポートが可能です。運送業はもちろん、製造・介護・外食など幅広い業種に対応していますので気軽にお問合せください。

この記事の監修者

  • Ayaka Tamura

    役職:(株)kedomo キャリアコーディネーター
    資格等:韓国語能力試験6級(TOPIKⅡ)、日商簿記2級
    経験:主に西日本地域の企業様の求人を担当。韓国で就業経験があるため韓国人材と日本企業のマッチングも得意です。建設・建築の施工管理や、特定技能の介護、飲食、養殖などの業種で働く外国人材の紹介実績があります。愛媛県出身。

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