コラム |  外国人採用・紹介ならkedomo
  1. TOP
  2. コラム
  3. 外国人を採用したら
  4. 外国人の日本生活
  5. 外国人にとって難しい部屋探し

外国人にとって難しい部屋探し

2020/01/11

外国人を採用したら 外国人の日本生活

先日、台湾出身チェンさんのマンション探しに同行しました。チェンさんは、kedomoを通じて福岡県古賀市の企業に採用が決まったので、今まで住んでいた日本語学校の寮を出て、博多周辺で会社に通える新居を探しておられました。
 
一緒に不動産会社で説明を聞いていると、契約までには外国人ならではのハードルがいくつもあることに改めて気づきました。

今回は外国人採用をご検討の担当者様に、お部屋探しの難しさについてお伝えします。(福岡のローカルルールもあるかもしれませんがご容赦ください)

なお、kedomoは外国人に特化した人材会社です。高度人材・特定技能採用、登録支援機関の依頼を検討中の企業様はぜひご相談ください。

ハードル1 外国人には該当しない「保証人不要」

契約時の「保証人不要」は、外国人にはありがたいと感じ、該当するマンションをチェックして不動産会社を訪問しました。しかし、担当者の説明では一般的に「保証人不要」は日本人で職に就いている方にのみ適用され、残念ながら外国人は就労ビザを持っていても、保証人と保証会社の保証の2つが必要なケースがほとんどであるそうです。

ハードル2 難しい 保証人探し

日本に来ていたとしても、外国人ばかりで学ぶ日本語学校のような環境では、保証人になってくれる日本人を探すことが本当に難しいです。学校の先生も一人の生徒の保証人になると他生徒からも求められるため、信用できる生徒であっても引き受けられないのが実情です。

余談ですが、会社採用時にも身元保証人を求められることが多くあります。保証金額上限がある程度見える家賃と違い、責任範囲が推測できないため、さらに引き受けてもらうのことが難しいとチェンさんは話しておられました。しかし、こちらは外国におられる家族が保証人でよい場合もあるそうです。

ハードル3 日本独自の費用体系

共益費、敷金礼金、入居時費用、退去時費用、鍵交換費用など。一から理解するには少し時間がかかります。

ハードル4 就労ビザ取得後でないと契約難しい

不動産会社の担当者から、留学ビザから就労ビザへ切替えている途中では、審査が通りづらいとうかがいました。雇用契約を結んでから、就労ビザを取得できるまでの期間(短ければ約2週間ほど)に部屋を決めてしまおうと思っていたのですが、どうやらそれは難しいこともあるようです。

そのため、一時的に保証人なしで住めるシェアハウスへ入居しておいて、入社後に改めて一人暮らしの住まいを探すという方が、私たちが紹介した中でも何人かおられます。

まとめ

日本への留学生は、学生寮などに住んでいることが多く、 初めて日本で社会人になった場合、部屋を探すのは初めての経験になります。

そのため、社宅や寮がない会社では、上記の事情に配慮いただき、採用が決まった外国人に対して部屋探しのサポートが必要ないかと、ひとこと声をかけていただくことをおすすめします。

kedomoは、外国人に特化した人材紹介をしており、ご紹介した企業様がスムーズに外国人の方を受け入れられるよう情報提供に努めています。人手不足業界を助ける「介護」「養殖業」「造船」「製造」「外食」「宿泊」などの特定技能業種の採用は登録支援機関として力を入れて支援しています。外国人採用をご検討の際は気軽に声をお掛けください。

事前にPCで物件チェック
下見した青が鮮やかなマンション

この記事の監修者

  • Ryoko Kai

    役職:(株)kedomo マネージャー
    資格等:キャリアコンサルタント(国家資格)、職業紹介責任者、外国人入国・在留手続申請等取次研修修了
    経験:主に東日本の求人企業様を担当。機電系やIT系の外国人エンジニアや造船・溶接など特定技能人材の就職支援実績があります。韓国、ミャンマー、インドネシア、ベトナムなど幅広い国籍の方々を対象にした面接練習・履歴書添削も日々行っています。佐賀県出身。

前の記事 「コンビニの外国人スタッフと…」

次の記事 「鹿児島県内の外国人材雇用状…」

関連記事

インドネシアの運転免許を日本の免許へ切替える方法(バイク編)

2023/02/24

外国人の日本生活

外国人の就労ビザ更新を解説

2021/02/10

就労ビザ

外国人社員が離職した際の手続き

2020/08/08

転職時の入管手続き