人手不足が深刻な業界として以前の記事『「人手不足に対する企業の動向調査」と外国人採用』でも取り上げた宿泊業の特定技能試験が始まります。今回は日本国内試験の告知です。現在アルバイト雇用している外国人留学生をフルタイムで採用したいと考えておられる宿泊業者様は、人材に一度お声掛けされてみてはいかがでしょうか。
目次
1.2023年度第一回宿泊業特定技能試験の情報
試験日:2023年6月1日〜10日まで(申込受付:5月9日~15日)
開催地:東京・福岡・名古屋・大阪・札幌・沖縄
受験料:7,700円
試験内容:学科試験45分、実技試験10分(正答率65%で合格)
詳しくはこちらでご確認ください。
2023年度第1回宿泊業技能測定試験案内(宿泊技能試験センター)
2.2022年度宿泊業特定技能試験とその結果
昨年は国内外で7回の試験がありました。今回の試験を逃しても次がありますので、申込みのタイミングは下記を参考にしてください。昨年度の結果を見ると合格率は50%前後のようです。なお、海外でも試験がありますので、ネパール、インドネシア、フィリピン在住の方も特定技能で採用が可能です。
第1回特定技能宿泊試験(国内)
・試験日:5月17日~5月25日
・会場:国内5カ所(東京、福岡、大阪、名古屋、那覇)
・受験者:427名・合格者:220名(合格率51.5%)
第2回特定技能宿泊試験(国内)
・会場:国内4カ所(東京、福岡、大阪、名古屋)
・受験者:463名
・合格者:249名(合格率53.8%)
第3回特定技能宿泊試験(国内)
・試験日:8月29日~9月6日
・会場:国内5カ所(東京、福岡、大阪、名古屋、那覇)
・受験者:383名
・合格者:186名(合格率48.6%)
第4回特定技能宿泊試験(国外)
・試験日:10月10日~10月20日
・会場:ネパール(カトマンズ)
・受験者:71名・合格者:27名(合格率38%)
第5回特定技能宿泊試験(国外)
・試験日:11月29日~12月10日
・会場:インドネシア(ジャカルタ、バリ島)
・受験者:115名・合格者:62名(合格率53.9%)
第6回特定技能宿泊試験(国内)
・試験日:1月26日~2月2日
・会場:国内5カ所(東京、福岡、大阪、名古屋、那覇)
・受験者:390名・合格者:202名(合格率51.7%)
第7回特定技能宿泊試験(国外)
・試験日:3月6日~3月11日
・会場:フィリピン(マニラ、セブ島)
・受験者:87名・合格者:39名(合格率44.83%)
参考:宿泊業技能測定試験の実施及び令和4年度事業の結果概要(国土交通省観光庁観光産業課webサイトより)
4.特定技能宿泊業の試験問題
学科試験と実技試験に分かれています。下記問題例は「2019年4月14日第1回(国内)学科試験並びに実技試験」(一般社団法人 宿泊業技能試験センター)より抜粋しています。
学科試験例(特定技能宿泊業)
下記のような問題を◯✕で回答します。
問題1:宿泊契約は、宿泊施設が宿泊の申し込みを受け付けたときに成立する。
問題2:日本人のお客様がチェックインするときは、必ず身分証明書の提示を求め、本人確認をしなければならない。
実技試験例(特定技能宿泊業)
企画広報の問題です。このように写真を見て口頭で答える問題もあります。
5.特定技能宿泊業の採用ならkedomo
kedomoでは日本国内・海外で宿泊業特定技能試験に既に合格している人材を探したり、受験前でも宿泊業への就職希望者を募集して試験対策を行い、合格してから採用することもできます。気軽にお問合せください。