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フィリピン人が日本語を学ぶときに難しいと感じるポイント

2025/12/16

外国人と日本語


皆さん、こんにちは。株式会社kedomo(外国人材紹介・登録支援機関)でデザインを担当しているエリシア・オタミアスと申します。フィリピン人として日本語を学びながら働いています。今回は、日本で働くフィリピン人にとって日本語学習が難しいと感じる点についてまとめてみました。

1.日本語とフィリピン語は「文の構成」が違う

フィリピン語(タガログ語)と日本語の大きな違いの一つは、文の構成です。タガログ語では多くの場合、主語が動詞の後に来ますが、日本語では動詞が必ず文末に来ます。この語順(文の並び方)の違いに慣れるまでには、少し時間がかかります。

フィリピン人学習者は、「もう意味が分かったと思ったら、最後で話が変わる」という感覚を何度も経験します。この語順の違いに慣れるには、かなり時間がかかります。

2.助詞(は、が、を)の使い方

もう一つの難点は、「は」「が」「を」といった助詞の使い方です。これらにはフィリピン語に直接当てはまる言葉がありません。それぞれの助詞をどのような場面で正しく使うべきかを理解するのは非常に難しいです。

私の個人的な経験では、日本語の助詞は英語の前置詞のような難しさを感じますが、フィリピン語の助詞はもっと単純で理解しやすい傾向にあります。

3.発音・漢字というハードル

構造の違いに加えて、発音と漢字も難関です。タガログ語の母音は比較的シンプルですが、日本語には長音や高低アクセントがあり、それだけで意味が変わることがあります。

漢字も、ラテンアルファベットを使う私たちには全く別の世界です。画数が一つ違うだけで意味が変わるため、一画一画に強い注意が必要です。

4.具体例で見る表現の違い

例として、同じ意味の分を比べてみます。

日本語:「私の名前はエリシアです。
フィリピン語:「Ang pangalan ko ay Elicia.

  • Ang:ここからが主役(主語)という目印
  • pangalan:名前
  • ko:私の
  • ay:主語と説明をつなぐ言葉(A=B)
  • Elicia:エリシア

日本語の「は」は単語の後ろにつきますが、フィリピン語の「Ang」は単語の前につきます。また、「私の名前」という表現も、日本語は「私の → 名前」ですが、フィリピン語は「名前 → 私の」という後ろからの修飾になります。

このように、単語の順番・助詞が大きく違うため、フィリピン人にとって日本語は簡単ではありません。

5.さいごに

このような難しさはありますが、日本語を学ぶことはやりがいのある経験であり、時間が経つにつれて自分の語学力が向上していくのを感じるのはとても楽しいです。

特定技能制度などを利用してフィリピン人を雇用しておられたり、これから雇用される日本の企業様の参考になれば幸いです。

この記事の監修者

  • Elicia Otamias

    役職:(株)kedomo フィリピン担当コーディネーター
    経験:フィリピンの大学において会計専攻。卒業後にkedomoにてデザイン、SNS運営、フィリピン事業を担当。 趣味:料理、日本の音楽、アニメ、小説を楽しむこと。

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