こんにちは。株式会社kedomo(外国人材紹介・特定技能登録支援機関)でベトナム語の翻訳・通訳を担当しているティンです。
近年、ベトナムは外資系企業の進出が加速し、若く優秀な労働人口が豊富な国として、日本企業からの注目も高まっています。ここでは、ベトナム人材の就職活動や給与感覚、価値観を解説します。
目次
1.ベトナム人はどのように仕事を探しているか
ベトナムでは、新卒・転職を問わず、オンライン中心の就職活動が一般的です。
新卒の場合、大学3〜4年生でインターンを開始し、実務経験を重視する傾向が年々強まっています。主な求人チャネルは以下です。
- VietnamWorks
- TopCV
- CareerBuilder
- Facebookの求人コミュニティ
近年は知人紹介(リファラル採用)の比率も上昇しています。
転職者の場合、LinkedInが最重要ツールです。加えて、Navigos、Recruitery、Adeccoなどの人材紹介会社や、業界別のFacebook/Zaloコミュニティも広く利用されています。
2.ベトナムのCV(履歴書)の特徴
ベトナムでは、日本式の手書き履歴書は使用されません。PDF形式・1〜2ページのCVが標準です。
主な特徴は以下です。
- デザインや構成の自由度が高い
- スキル・成果重視
- 写真は必須ではないが、約7割の企業は写真付きを好む
- 数値での成果表現が評価されやすい
自己PRが強い、職務説明が簡潔すぎると感じる場合もありますが、文化的な違いによるものです。
3.新卒給与水準(2025年・目安)
※為替は目安として、1円=約160VNDで換算しています。
IT・ソフトウェア
- 1,200万〜2,000万VND(約 7.5万〜12.5万円)
- 日本語N2以上:1,800万〜2,500万VND(約 11.3万〜15.6万円)
英語人材(IELTS 6.0〜7.0)
- 1,000万〜1,500万VND(約 6.3万〜9.4万円)
- 上位大学・海外経験あり:約2,000万VND前後(約 12.5万円前後)
中国語人材(HSK5〜6)
- 1,200万〜1,800万VND(約 7.5万〜11.3万円)
- 中国・台湾系企業:2,000万VND超(約 12.5万円超)
営業・マーケティング
- 800万〜1,200万VND(約 5.0万〜7.5万円)
人事・総務などバックオフィス
- 700万〜1,000万VND(約 4.4万〜6.3万円)
製造・エンジニアリング
- 900万〜1,400万VND(約 5.6万〜8.8万円)
日系・韓国系などのFDI(Foreign Direct Investment)企業は、国内企業よりやや高めの水準を提示する傾向があります。
4.公務員志向について
公務員は安定志向の層に一定の人気がありますが、
- 初任給:600万〜1,000万VND(約 3.8万〜6.3万円)
待遇面では民間・外資系に劣るため、優秀層ほど民間企業や海外就職を志向する傾向があります。
5.2025年に人材需要が高い業界
- IT・ソフトウェア
- EC・物流
- 外資系製造業(北部・南部工業地帯)
- 銀行・金融
日系・韓国系企業は、給与の安定性や研修制度の面から、学生・若手層に人気があります。
6.面接の進め方と特徴
面接は対面とオンラインの併用が一般的です。Google Meet、Zoomがよく使用されます。主な質問内容は以下です。
- 自己紹介
- 長所・短所
- 3〜5年後のキャリア
- 希望給与
希望給与を明確に伝える前提で進む点は、日本との大きな違いです。
7.転職回数に対する考え方
Gen Zを中心に、1〜1.5年での転職は珍しくありません。一方で、6ヶ月未満の短期離職はネガティブに見られます。ただし、スキルや役割が段階的に拡大している場合は、比較的柔軟に評価されます。
8.日本就職を目指すベトナム人若者の実態
日本で働きたいと考えるベトナム人は年々増加しています。
中心は20代〜30代前半です。
- 日本語学習に前向き(N3〜N2目標)
- IT、製造、介護、サービス、日系事務職に関心
- 日本の職場環境や生活の安全性を高く評価
仕事探しでは、人材紹介会社経由が最も信頼されている手段です。
9.まとめ
- ベトナム人材はオンライン中心で就職活動を行う
- CV・転職感覚は日本と異なる
- 優秀層ほど語学力と海外志向が強い
- 日本就職は収入・キャリア両面で魅力が大きい
ベトナム人材の特性を正しく理解することが、採用成功と定着の鍵となります。
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