こんにちは。kedomoでミャンマー担当として、翻訳・通訳、SNS対応を担当しています、スです。
いま、ミャンマーの就職市場は、ここ数年の経済環境の変化を受けて、求職者と企業の動きが大きく変わってきています。若い世代を中心に、自分のキャリアをしっかり考える人が増え、インターネット環境の整備や外国語教育の広がりとともに、採用の進め方もより多様になっています。本記事では、企業様や採用担当の方に向けて、ミャンマーの就職活動の特徴や求職者の動向を、最新の状況とあわせて紹介します。
目次
1. 就職活動の方法
ミャンマーの求職者は複数の手段を併用します。特に都市部ではオンライン利用が主流です。
オンライン求人サイト
- JobNet:大手企業・外資系企業の求人が中心
- VAC Jobsearch:若手層を対象とした求人が増加中
- MyJobs:ローカル企業・中小企業の求人が多い
- J-SAT:日本企業の求人が中心
Facebook採用
Facebookは生活インフラです。企業ページや求人グループ経由の募集は即時性が高く、多様な層に届きます。
直接応募・紹介
中小企業を中心に、求職者が履歴書を直接持参する従来型の応募スタイルも依然として根強く残っています。また、家族・知人からの紹介(Referral)は信頼性が高いため、採用に至るケースが多く見られます。
インターン・アルバイト経由
新卒は友人・家族の紹介経由での応募が多く、口コミの影響が非常に強いです。
2. 人気職種と応募準備
求人ニーズが高い職種
- ITエンジニア・プログラマー(高収入・成長産業)
- カスタマーサービス・コールセンター
- 販売・接客
- 会計スタッフ
- 日本語関連職(通訳、アシスタント、BPO)
- 銀行職
- 政府系職員(公務員)
ITと語学関連は国内外で活躍できる職種として特に人気です。
履歴書(CV)の実情
- 英語またはミャンマー語
- 自由形式が主流
- Wordで1〜2ページ、Canva利用も増加
- 氏名、生年月日、住所、連絡先、学歴、職歴、語学力、IT資格を記載
- 白シャツの証明写真が一般的で、清潔感と誠実さが重視されます
3. 給与水準
ヤンゴンの目安です。為替は 1MMK=0.075円 で換算しています。
業界により差がありますが、首都ヤンゴンの一般的な水準は以下の通りです。
大学新卒の平均給与:200,000〜350,000 MMK(ミャンマーチャット) / 月(約15,000〜26,000円)
※IT・語学職は約40〜60万MMK(約30,000〜45,000円)の求人も見られますが、全体平均は上記帯に収まります。大企業・外資は35万〜45万MMK(約26,000〜34,000円)の新卒もあります。
4. 採用市場と面接
市場の特徴
- 外資系は時間厳守とコミュニケーションスキルを重視
- 未経験採用が多く、育成前提のポテンシャル採用も多い
- 企業規模による給与差が大きい
- 応募から採用までが短いスピード型
特に都市部の大企業では、採用基準や評価制度の明確化が進んでおり、人材育成を重視した長期的視点の採用が増加しています。
面接形式
- 一次:HR
- 二次:部署マネージャー
- 三次・経営層(職種による)
オンライン面接(Zoom、Google Meet)も都市部では増加しています。
質問例
自己紹介、業務内容、志望動機、退職理由、希望給与、長所短所、将来像、シフト可否など。日本ほど形式的ではなく、比較的フランクな面接が多いです。
5. 転職と公務員
短期間の転職は不利になるか?
ミャンマーでは、日本と比べ 短期間での転職は一般的 です。
・1年以内の転職はよく見られる
・給与改善・キャリアアップのための転職が多い
・企業側も「短期間=悪い」という評価は強くない
ただし、6ヶ月未満の転職を繰り返している場合は、採用側が慎重になるという傾向はあります。
公務員になるのは難しいか?
ミャンマーでは公務員は依然として人気が高く、「安定職」として志望者が多い職種です。採用枠が限られているため 競争率が高い、試験や面接は年度ごとに実施します。
一般事務職は応募者が非常に多く、合格は容易ではないです。まとめると、公務員になるのは「容易ではないが、不可能ではない」という位置づけです。
6. 2024〜2025年の最新動向と日本就職
- 日本語人材の需要増加
特にN2〜N4レベルの応募が増加しており、日本向けの海外就労支援・BPOプロジェクトにおける採用が活発化しています。 - 海外就労志望者が増加
日本、シンガポール、ドバイなどを中心に海外就労を希望する若い労働力が増え、研修機関や語学学校の利用者も増加しています。 - 在宅業務の拡大
Eコマース、カスタマーサポート、データ入力など、在宅で完結する業務が増え、企業側の柔軟な雇用形態が求職者に支持されています。 - 物流・製造業の人材需要が上昇
国内物流網の拡大に伴い、倉庫作業員やドライバーなどの採用が増加している点も特徴です。
7. 日本で就職を目指す人はどのように就職活動をするか
近年、ミャンマーの若者の間では、日本での就職を将来のキャリア形成における重要な選択肢と捉える動きが広がっています。日本での就職を希望するミャンマー人材の多くは、20代前半から30代前半の若年層です。
ミャンマーの若者たちが日本での就職を目指す際の就職活動は、般的には、特定技能、接客やサポート業務、事務職やIT関連職が求められるケースが多く見られます。
日本での仕事を探す最も一般的な方法の一つが、日本語学校や送り出し機関を通じた就職活動です。これらの機関では、日本語教育だけでなく、日本の就労制度やビザ制度の説明、試験対策、企業紹介まで一体的に行われるケースが多く、特定技能分野では主流のルートとなっています。
ミャンマーの現状では、若者が海外で働くことが厳しく、機会を待っている状況です。一方で、ミャンマーのビザ取得が容易な留学ビザで日本へ行く若者も増加しています。
8. まとめ
ミャンマーの就職市場は多様化が進み、求職者のスキルレベルやキャリア志向も年々向上しています。企業側が求める人材像も変化しており、語学力・デジタルスキル・基礎的なビジネスマナーを兼ね備えた人材への需要が高まっています。
これからミャンマーで採用活動を進める企業様は、現地の求職者動向を踏まえつつ、適切な採用チャネルの活用や候補者とのコミュニケーション戦略が、採用成功の鍵となります。ミャンマー人材の採用はぜひkedomoにご相談ください。







