運送業の特定技能試験結果(2025年2月分)が発表されました。特定技能外国人の採用を検討されている企業様にとって、試験の合格率は今後の採用戦略を考えるうえで重要な情報となります。
また、kedomoに実際に転職相談があったトラックドライバー希望の求職者様をご紹介いたします。ご興味をお持ちの際には気軽にお問合せください。
目次
1.ドライバー職へ転職希望の求職者情報
A様(四国地方在住・20代・ミャンマー人男性)
- ミャンマーの大学(理系)卒業
- 特定技能「農業」経験
- 日本語能力試験(JLPT)N4合格
- 日本の自動車運転免許(MT)取得済み
- ミャンマーで約2年間のドライバー経験あり
求職者の特徴
- 運転が好きで、物流業界でのキャリアを希望
- 農業経験があり、運搬業務に慣れておられます
- 日本での生活経験があり、日本語でのコミュニケーションも可能
- 責任感が強く、真面目な性格
事前面談では、柔らかな性格で日本国内での就労経験もあるため、職場にすぐ馴染めそうな印象を持ちました。
2.特定技能自動車運送業試験の結果(2025年2月実施)
試験結果のポイント
- 全体的に合格率が高く、トラック・バス分野では80%以上が合格。
- バス運転手の合格率は特に高く、日本国内では100%。
- トラック分野はミャンマー、インドが特に高い合格率を記録。
- タクシー分野は他の区分と比べて合格率が低め(特に国外)。
試験結果
トラック区分
- 日本国内:受験者95名、合格者74名(合格率:約77.9%)
- 海外全体:受験者223名、合格者178名(合格率:約79.8%)
- カンボジア:受験者45名、合格者27名(合格率:60.0%)
- ミャンマー:受験者130名、合格者108名(合格率:約83.1%)
- インド:受験者48名、合格者43名(合格率:約89.6%)
タクシー区分
- 日本国内:受験者26名、合格者19名(合格率:約73.1%)
- 海外全体:受験者13名、合格者6名(合格率:約46.2%)(全員カンボジア)
バス区分
- 日本国内:受験者19名、合格者19名(合格率:100.0%)
- 海外全体:受験者102名、合格者93名(合格率:約91.2%)
- インドネシア:受験者54名、合格者46名(合格率:約85.2%)
- カンボジア:受験者7名、合格者7名(合格率:100.0%)
- ミャンマー:受験者10名、合格者10名(合格率:100.0%)
- フィリピン:受験者31名、合格者30名(合格率:約96.8%)
参考1:自動車運送業分野特定技能1号評価試験実施状況(2025年2月)
参考2:自動車運送業分野における特定技能外国人の受入れについて(国土交通省)
3.外国人ドライバーの採用検討中の企業様へ
今回の試験結果から分かるように、特にトラック・バス分野では合格率が高く、今後も合格者数が増えることが予想されます。しかしながら、多くの運送業者様が外国人ドライバー採用に動き出しておられ、日本在住者や日本語力が高い人材は争奪戦になる可能性があります。
kedomoでは、今のところA様のようにすでに日本国内に滞在し、特定技能での転職を希望する方をご紹介できます。このような方は、すでに日本での生活に適応しており、ビザ手続きの面でもスムーズな採用が可能です。
ご希望に合った人材のご提案や、採用に関するサポートを提供いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。