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日本語を学ぶ外国人社員をサポートする方法

2026/03/08

外国人と日本語 採用後のサポート

雇用している外国人社員の日本語レベルを上げたい、あるいは採用を検討しているけれど言葉の壁が不安という声をよく耳にします。日本語は世界的に見ても習得が難しい言語の一つですが、学習者がつまずきやすいポイントを理解することで、スムーズな受け入れが可能になります。

ここでは、外国人が日本語を効率的に学習する方法や、企業が取り組むべき環境作りについて解説します。

1.外国人に難しい日本語の発音

日本人が英語の「L」と「R」を苦手とするように、外国人学習者にも母国語の影響による発音の癖があります。現場での聞き取りミスを防ぐためにも、以下の傾向を知っておくと役立ちます。

  • 中国語・韓国語:清音(タ)と濁音(ダ)の区別が難しく「わたし」が「わだし」に聞こえることがある
  • 韓国語:「ザ行」と「ジャ行」の区別がつきにくく「ざんねん」が「じゃんねん」になる傾向がある
  • タイ語:「シ」と「チ」、「ツ」と「ス」の使い分けに時間がかかる

また、母国語に関わらず多くの学習者が苦労するのが「特殊拍(とくしゅはく)」と呼ばれる日本特有の音のリズムです。具体的には、詰まる音(っ/促音)、伸ばす音(ー/長音)、撥ねる音(ん/撥音)を指します。これらは「来た(きた)」と「切った(きった)」のように、単語の意味を大きく変えてしまうため、周囲が意識してゆっくり、はっきりと話すことで理解を助けやすくなります。

2.日本語レベルの高い外国人の意見は「リスニングが最も大切」

日本語を流暢に話す外国人社員の多くは、習得において「リスニング(聞き取り)」が重要だったと話します。言葉を覚える過程は、まず音を聞き、それを真似して声に出すことから始まります。身近に日本人がいる環境であれば、日常的な会話をたくさん聞くことが上達への近道です。

漢字の学習については、日本人と同様に「書くこと」が基本となります。部首などのパーツに分けて構造を理解したり、読み方の法則性を自分で見つけたりする学習法を取り入れると、楽しみながら継続しやすくなります。

3お気に入りの日本のコンテンツを見つけると上達が早い

興味がある分野の日本語に触れることは、学習意欲の維持に大きな効果があります。「好き=楽しい」という感情が、自発的な語彙習得を促します。

  • :歌詞を見ながら聴き、歌うことで「読む・話す力」を養う
  • 映像コンテンツ:好きな作品を繰り返し視聴し、語彙やフレーズを吸収する

学習を長続きさせるコツは、1日1単語でもコツコツと続けられる「楽しさ」を見つけることです。

4.外国人が日本語を話したいと思える職場環境作り

社内に日本語勉強会があっても、普段外国人同士でばかり話している環境では上達は見込めません。実務の中で日本語を使う「必要性」と「楽しさ」を作ることが大切です。

まずは日本語を使う環境を作ることが大切です。仕事でよく使う言葉はフレーズ化して外国人にもすぐ理解してもらえるようにしましょう。何回も聞いていれば、そのフレーズの「基本的な文型」や「頼むときの言い方」として応用できます。

また、普段のあいさつも「おはようございます」や「お疲れさまです」だけで終わらずに、「天気がいいですね」や「昨日の夕ご飯は何を食べましたか」など、簡単な質問をするといいと思います。この質問がわからない日本語レベルだったとしても「あの人がいつも話しかけてくれるから日本語を勉強したいな」という気持ちになってくれるでしょう。

多くの外国人材は家族と離れて来日しており、孤独やストレスを感じやすい環境にあります。日本人側から積極的に話しかけて信頼関係を築くことで、本人の「もっと話したい」という意欲が引き出され、結果として習得スピードが格段に上がります。

5.外国人が敬語を使えるようにするためには

外国人社員の言葉遣いが「タメ口」になってしまう原因は、悪気があるわけではなく、敬語の概念や使い分けを知らないことにあります。特に日本語初級レベルの方は、相手との立場によって語尾を変える必要性を理解できていない場合が多いです。

最も効果的な改善方法は、日本人側がその社員に対して「正しい敬語」を使い続けることです。日本語は敬語で終えるものだという感覚を、日々の会話から自然に意識づけていく手法を試してみてください。身近な日本人が丁寧なお手本を示すことが、敬語習得への最短ルートとなります。

6.まとめ-日本語学習に大事なことは「継続」

語学の習得で最も重要なのは、楽しみながら継続することです。「継続は力なり」という言葉通り、毎日少しずつでも声に出す機会を設けることが上達の鍵となります。企業側は本人の努力を後押しするとともに、安心して発言できる環境を整え、長期的な視点で向き合っていくことが求められます。

参考:「在留支援のためのやさしい日本語ガイドライン」(文化庁)

7.外国人採用はkedomoへ

kedomoでは、人材募集から面接、来日時の生活サポートまで、求人がスムーズにいくようしっかりとサポートしています。専門知識を持つ『外国人エンジニア』や、人手不足が深刻な「特定技能」業種(「介護」「養殖業」「造船」「製造」「外食」「宿泊」)などの採用も登録支援機関として力を入れて支援しています。外国人採用をご検討の際は気軽に声をお掛けください。

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この記事の監修者

  • Takahiro Nishimura

    役職:(株)kedomo 代表取締役
    資格等:中小企業診断士、職業紹介責任者、登録支援機関支援責任者、福岡商工会議所登録専門家、福岡商工会連合会登録エキスパート
    経験:外国人求職者の就職支援、企業様の採用支援に日々奔走しています。中小企業診断士としての経営支援経験を活かして、事業の成長につながる外国人採用をお手伝いします。滋賀県出身。

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