福岡県糟屋郡の製造業(アスファルトプラント機械など)で採用が決まった、ベトナム・クアンチ出身のエンジニア、ヴーさんの事例をご紹介します。
この記事では、来日前の日本語学習計画と、来日初日の生活立ち上げ(住民登録、生活準備、口座開設)を中心に、企業様が再現しやすい形で受入れの流れを整理します。
※本記事は2020年の事例です。行政手続や必要書類、運用は時期・自治体・金融機関で変わるため、実施時点の最新情報で確認してください。
目次
1.ヴーさん(機械設計エンジニア) プロフィール
就職先:製造業(アスファルトプラント機械など)
業務内容:機械設計、製造、品質管理
経験:農業用機械の開発と製造管理、機械の修理・メンテナンス
機械操作:フライス、NC、CNC
大学:ダナン工科大学(ベトナム中部)
志望動機:経済・技術が発展している日本で働き、経験を積みたい
日本語:N5相当(来日時N4範囲学習済)

2.来日前の日本語学習計画(採用後に差が出るポイント)
海外からの採用では、採用決定から来日までの2〜3か月を「最低限の日本語力の底上げ」に使えるかどうかで、受入れ後の立ち上がりが変わります。
kedomoでは、ベトナム支社で日本語教育と進捗チェックを行い、採用決定後に次の流れで準備します。
-日本語力のチェック
-本人の状況に合わせた日本語学習計画書の作成
-来日直前に日本語学習結果報告書を作成し、企業様へ共有
今回ヴーさんはN5範囲の学習を既に終えていたため、来日までにN4範囲を重点的に学習する計画を組みました。企業様側は、来日後の教育計画を立てやすくなり、現場でのコミュニケーション設計も進めやすくなります。
3.ベトナム出発〜福岡空港での合流(当日のポイント)
出発時刻が深夜でも、家族や友人が見送りに来られることが多く、出国前は本人の緊張も高まりやすいタイミングです。
この日はkedomoスタッフと通訳が同行し、入国方法などのオリエンテーションを実施しました。
福岡空港には就職先企業の担当者様にもお越しいただき、到着後に合流してお迎えしました。
到着直後に企業側と合流できると、その後の移動・手続きがスムーズになりやすいです。

4.会社挨拶と生活準備(受入れ初日にやること)
会社へのご挨拶
会社到着後、社員の皆さまに温かく迎えていただきました。ヴーさんは緊張しながらも、日本語で挨拶とお礼を返していました。
企業様側で、社員紹介をベトナム語で書いたシートや翻訳機器(ポケトーク)をご準備いただいており、入社直後のコミュニケーションの不安を減らす工夫として参考になります。
住民登録と昼食
会社を出て、区役所で住民登録を済ませると、お昼は『浜勝』でとんかつを食べました。とても美味しかったようで、初めての味噌汁や漬物も完食されました。これまでベトナムの方をお出迎えした日の昼食は、一度食べてみたいと言われるお寿司にお連れすることが多かったのですが、いざ食べるとなると生の魚には慣れていないせいか、箸が進んでいないことが多くありました。来日初日は、手続きと生活導線づくりが中心になるため、無理のないスケジュール設計が重要です。
生活必需品(企業側準備があると負担が減る)
本来は買い出しを行うケースが多いですが、今回は企業様が生活必需品をほとんど揃えてくださっていたため、買い出しは不要でした。通勤用の自転車もご準備いただきました。このように事前準備が進んでいると、初日の負担が大きく減ります。


銀行口座開設(つまずきやすいポイント)
この日は銀行担当者が会社に来られ、口座開設手続きを行いました。
口座開設申込書は本人自筆が必要で、住所や会社名を漢字で書く場面が出ます。社員の方が住所や会社名を拡大した書面を用意してくださったことで、ヴーさんは苦戦しながらも記入できました。
給与振込やWi-Fi契約でも必要になるため、口座開設は早めに進めるほうが安全です。初来日の方には難度が高く、企業様のサポートが重要になりやすい手続きです。
5.外国人エンジニア採用でkedomoが支援できること
初めての外国人採用では、受入れ準備や日本語面など、事前に知りたい情報が多くあるものです。kedomoでは実際の事例にもとづいて、受入れの進め方を具体的に案内します。
また、エンジニア採用では、設備・ソフトウェアなどスキル確認のために、選考までに細かなやり取りが必要になり、企業様の負担が増えることがあります。
そのためkedomoでは、大学での履修内容や制作実績、実務経験を通訳を入れて聞き取り、入社までのコミュニケーションを整理することで、採用にかかる工数を減らせるよう支援しています。
加えて、登録支援機関として特定技能分野の「介護」「養殖業」「造船」「製造」「外食」「宿泊」の採用・支援のご相談も受け付けています。
福岡で外国人採用を進める企業様向けに、対応できる在留資格、採用にかかる費用、受入れまでの流れをまとめた福岡の外国人採用ページがあります。全体像を確認したい方はこちらをご覧ください。



