kedomoには様々な業種の企業様から外国人採用のご相談がありますが、現行制度では採用できない業種があり、紹介をお断りすることがあります。人手不足の企業様を前に歯がゆい思いをしていたのですが、昨日のニュースではついに政府でも特定技能へ業種追加の議論が始まったとを報じられました。
そこで今回は、新しく特定技能の業種が追加される可能性がありそうな業種をピックアップしてみました。
目次
候補1:運送業(トラック・タクシーなどのドライバー)
全日本トラック協会様が2020年に技能実習生でも運転業務ができるように自民党主催の委員会に要望されているように、ドライバーの人手不足は長年の課題です。
また、タクシー業界でも二種免許の取得要件が緩和されたことで外国人がタクシー運転手になるハードルが下がりました。インバウンドで海外からの観光客が増えるにつれ、英語が話せるタクシー運転手の需要も高まっています。
候補2:物流業(倉庫での荷分け、ピッキング)
日本冷蔵倉庫協会様が、特定技能に倉庫業を対象と追加するよう国土交通省に要望『輸送経済新聞社』にされているように、kedomoにも倉庫での荷分け作業で外国人雇用したいというお話をよくいただきます。しかしながら、その仕事が可能な外国人は永住者などを除くと留学ビザを持つ方に限られており、1週間で28時間という就労時間の制限があります。
そのため、近年取引量が増えたECサイトの商品を扱う倉庫などでは人手不足が常態化しています。
候補3:コンビニ・食品スーパー
こちらも永住者を除くと外国人のフルタイム雇用が認められていない業種です。コンビニでは留学生外国人が活躍していますが、雇用側にとっては1週間28時間の制限があり、もっと働いてほしいと思われている事業主様もおられそうです。また、留学生の中にもフルタイムで働けるなら、ビザを切り替えたいと思っている人は少なからずいらっしゃると思います。
候補4:その他(林業・印刷業等)
少し前になりますが2019年に日本商工会議所が法務省出入国在留管理庁や関係府省庁に提出した『外国人材の受入れ政策に関する要望』に、会員企業から特定技能への追加希望があった職種として以下が挙げられています。
- 林業
- 建設業(とび作業、防水施行作業等)
- 印刷業
- ビルメンテナンス業
- 製造業(金属製品、紙加工品、ゴム製品、飲食料品、自動車部品、繊維、陶磁器等)
- 縫製業
- 運輸業(トラック、タクシー、水運業)
- 倉庫業 卸売業(飲食料品、鮮魚)
- 小売業(コンビニ、スーパー)
- 廃棄物処理業
特定技能の新業種候補のまとめ
特定技能に新規業種が追加決定された後に、試験内容やスケジュール、必要な手続き(協議会加入など)が決められることを考えると、実際に現場で外国人が働けるのは少し先のことかもしれません。
kedomoは特定技能をサポートする登録支援機関、そして優秀な人材を探す職業紹介事業所です。人手不足の企業様は気軽にご相談ください。全国対応できます。